今週のnature(科学雑誌)に ソウル大学の研究チームによるイヌの体細胞クローン成功のレポートが掲載されました
miyamaもざっと目を通してみました
ドナーの犬種がアフガンハウンドでレシピエントが雑種(笑)の組み合わせで実験が行なわれており 成功するとドナーと同じアフガンハウンドが誕生する ということです
さて この研究について 「イヌとヒトとでは臓器の大きさや疾患のパターンが似ていることから 今後の研究に貢献するデータである」 というコメントが見られましたが
このレポートを詳しく見ると ドナーとなる卵細胞を1,000個以上、仮親イヌを100匹以上使って 結局誕生したのが2匹(そのうち1匹は22日目に死亡) という 極めて効率の悪い実験系です
そもそも体細胞クローン自体 0.数%オーダーの成功率なんだそうです
(一番研究の進んでいるマウスでさえ 神の手を持つと言われる研究者で2弱%の確立)
つまり 人間の疾患モデルに利用するにはコストパフォーマンスが高くつきすぎると
先日 猫のクローンが成功し 一回 5万ドルで愛猫のクローンを作成すると言うビジネスが立ち上がってるそうです イヌもしかり・・・・・・・・・・・・・なのかなぁ~